景勝地として知られる黄山(こうざん)は、中国安徽省に位置し、伝説の仙境を彷彿とさせる独特の景観から「天下の名勝、黄山に集まる」と言われるほど知られています。そして72のさまざまな形をした花崗岩質の峰々が連なる黄山は、古くから数多くの詩人や画家等の文人を魅了し訪れさせています。
長い年月を経て浸食され、古生代に出来た岩石が断崖絶壁の景観を作りました。その中でも蓮花峰、光明頂、天都峰は「三主峰」と呼ばれるほどに知られています。また、黄山には「黄山の四絶」と称される奇松、怪石、雲海、温泉があります。中国古代の伝説上の皇帝と言われる黄帝が、この地で仙薬を調合し仙人になったという伝説から、唐の時代に黄山と名付けられました。秦の時代までは“いざん”と呼ばれていました。
中国の山水画の原風景となってきた黄山の景色は絶景で、岩と光と雲が織りなす美しい風景の魅力は、唐代の詩人・李白が詩に、春秋戦国時代の思想家・老子は言葉に、そして数多くの画家達が山水画として黄山を描き続けてきました。
