中国のチベット高原に源を有する三つの川で、雲南省の北西部に位置する三江併流(さんこうへいりゅう)地域と呼ばれる場所があります。この地域はアジアを代表する金沙江(長江上流部)、瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(サルウィン川上流部)の三つの大河の源流が雲南省北部のデチェン蔵族自治州及び怒江リス族自治州を平行に流れています。これらの三つの川は、3000メートルの深い渓谷を縫って流れ、周囲の山々の高さは6000メートルにもなるといった特異な景観をしています。また地域内の気候は場所によって多様で、これが結果的に動植物層を多様化させ豊かにしたと言えるでしょう。三江併流は、2003年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
この三江併流地域では、全世界の動物の内25%もの個体が存在していると言われています。そして中国政府によってリストアップされている種は791種で、内198種は中国固有種です。植物においても中国固有種(2700種)を含め約6000種が確認されています。なかでも絶滅の危機に瀕したものもあり、33種が国家レベルで保護されています。
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