兵庫県姫路市(播磨国飾東郡姫路)にある「姫路城(ひめじじょう)」は、江戸時代初期の1609年に池田輝政によって建造され、日本の城郭建築の中でも最高傑作と言われています。姫路城天守閣は幾重にも重なる屋根と、白漆喰の壁との絶妙な組み合わせにより、気品ある美観を作り出しています。白漆喰の城壁の美しさが飛び立つ白鷺に例えられることから、「白鷺城」とも呼ばれています。築城以来の姿を残す姫路城は、四大国宝城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城)の一つにも数えられ、時には「天下の名城」または「日本一の名城」とも言われています。
この姫路城は決して美しいだけの城ではなく、合戦の際に決して落城しないように造られた難攻不落の要塞でした。敵の攻撃を迎え撃ち、跳ね返すための様々な仕掛けがあり、決して容易くは天守閣に近寄れない設計となっていました。また、風水学を取り入れて作られたお堀には、不思議な力を持っていて、太平洋戦争時にアメリカ軍の空襲を受けて、姫路市内一帯が焼け野原になりましたが、姫路城だけは無傷で残ったという不思議なエピソードもあります。
