広島県廿日市市の宮島(厳島)は、瀬戸内海の広島湾に浮かぶ周囲31キロの島で、ここに厳島神社(いつくしまじんじゃ)があります。この宮島は、俗に「安芸の宮島」とも呼ばれていて、日本三景の一つにもなっています。また、厳島神社にある平舞台は、大阪市天王寺区の四天王寺の石舞台、大阪市住吉区の住吉大社の石舞台と共に、「日本三舞台」の一つにも数えられています。
厳島全体が古くから神道の信仰の対象とされていて、厳島神社は1400年の歴史を持ち、日本全国に約500社ある厳島神社の総本社ともなっています。この神社内には「宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)」が祀られています。およそ800年前に作られた現在の厳島神社の社殿は、島の静かな入り江にあり、山と海の色と形状のコントラストに綺麗に映えています。まるで、人間の営みと自然との組合せが、日本の風景美の概念を表しているかのようです。海に浮かぶ世界でもまれな社殿を持つ厳島神社は、平安時代の末期に、平家の総帥平清盛が一門の栄華を願って造営した神社です。1996年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
