大河インダス川流域で、紀元前3000年頃に誕生したインダス文明最大級の都市遺跡であるモヘンジョダロは、『モヘンジョダロの遺跡群』として1980年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されています。このパキスタン南部に位置するモヘンジョダロは、インダス川上流のハラッパーと並び、インダス文明最大にして最古の遺跡です。モヘンジョダロの遺跡は、東西南北にレンガで敷き詰められている直線道路が伸びていて、その道路に沿って延びている排水溝や焼きレンガを駆使して作られた穀物倉庫など、大規模な施設や住宅には上下水道が完備されているほど見事な都市計画がなされていました。紀元前2500年から紀元前1800年頃にかけてとても繁栄したと考えられ、この地に最大で4万人近くが暮らしていたと推測されています。モヘンジョダロには、「大浴場」もしくは「公衆浴場」と呼ばれていたプール状の施設がありました。これは、豊饒と再生を祈念する儀礼が行われていた「沐浴場」だと考えられています。
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