ナイル川では毎年ほぼ同じ時期に氾濫を起こし、上流からは肥沃な土が運ばれてくる下流地域では農業が発達し、古代エジプト文明が生まれました。その古代エジプト文明の象徴であるピラミッドは紀元前2700年頃から造られてました。ピラミッドとは、エジプトや中南米などで見られる四角錐状の巨石建造物の総称です。カイロ郊外の町ギザには、紀元前2500年頃に造られた記念碑的な三大ピラミッドがあります。ギザの大ピラミッド(クフ王のピラミッド)、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッドが、ギザの三大ピラミッドで、規模・技術ともに最高の水準を示しています。ピラミッドは、そのものが単体で完成しているものではなくて、付随する葬祭殿等との複合体として考えられています。また、王が天に昇るための階段の役割や、その斜めの外形が太陽光を模したものであるとも考えられています。ピラミッドは、北面に入り口が設けられていて、玄室に至るまでの道や「重力分散の間」と言われている謎の部屋など、未解明の仕掛けが見られます。
ピラミッドの建設においては、奴隷による強制労働によって造られたと考えられてきましたが、最近発見された「工事に携わった人々の出勤簿」などから、実際に働いていたのは自由に休みをとれる人々であって、奴隷ではなかったことがわかってきました。このことからピラミッドの建設は、ナイル川が氾濫する農閑期に、農民たちに仕事を与えるための公共事業として行われたのではないかという説が有力です。
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大ピラミッド群(エジプト)
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