チュニジア共和国の首都チュニスに程近いチュニス湖の東岸に位置していた「カルタゴ」は、北アフリカの古代都市で、今では歴史的な遺跡を目当てにした観光地となっています。このカルタゴ遺跡が、1979年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。カルタゴ(Carthage)とは、フェニキア語で「新しい町」を意味するカルト・ハダシュト(Kart-Hadasht)に由来していて、カルタゴ語では母音を抜いてQrthdstと綴られます。現在にまで残るカルタゴの遺跡のほとんどはローマ時代のものです。古代都市カルタゴは、紀元前814年ごろにティルスのフェニキア人移住者によって建設されました。町の守り神はメルカルトで、言い伝えによりますと、女王ディドが建設したといわれ、町の起源に関する様々な神話が、古代ギリシアやローマの記録に残されています。地中海に面するカルタゴは、主に交易の要所として栄えました。
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