ニジェール共和国の自然保護区に指定されている『アイル・テネレ自然保護区』は、名前の通りにアイル山地とテネレ砂漠を対象としています。総面積は77,000平方キロメートルもあり、アフリカにある自然保護区の中でも最大の規模を誇ります。アイル山地は花崗岩質の山地です。この辺りの年間平均降水量は75~160ミリととても少ないのですが、山地のあちこちから湧き水が出ているので、周辺の砂漠地帯よりも植物相、動物相とも豊かです。また、テネレ砂漠は、サハラ砂漠の南の一部区域を指します。トゥアレグの言葉では、元々「テネレ」とは「砂漠」という意味を持っています。かつては緑豊かな土地だったのですが、今ではすっかりと砂漠と化してしまいました。降水量も少なく、荒涼とした景観のこの一体ですが、山地を中心に植物は350種、鳥類は160種、爬虫類は18種、哺乳類は40種ほど確認されています。その中には、この地域の固有種や絶滅危惧種なども含まれていて、パタスモンキー、ダマガゼル、ムフロンなどがいます。1991年に、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されていますが、翌年には「危機遺産」にも登録されました。
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アイル・テネレ自然保護区(ニジェール共和国)
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