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マリ共和国の「バンディアガラの断崖」は、ドゴン族の居住地域となっている断崖で、ドゴン人の地とも言われています。この断崖の幅は150キロメートル、高さ(標高差)は500メートルにもおよびます。この壮観な断崖のあちこちや、断崖の裾野に、ドゴン族はおよそ700からなる集落を作りました。ドゴン族がこの断崖といった自然環境に定住の地として住み始めたのは700年ほど前のことでした。それよりも以前には、テラン族たちが居住地として住んでいましたが、ドゴン族がたくさん入ってきたことによって、テラン族が追い出される形となりました。キリスト教やイスラム教に帰依することなく、ドゴン族は独自の神話を伝承し、その神話を強固にまで保持し続けました。その神話の中には、シリウスに関する非常に高度な知見も含まれていました。このように伝統文化を重んじ継承しながら集落を営んできたドゴン族ですが、最近では都市への人口流出が見られ始めました。1989年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

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